ミャンマーの現状 part2

 2月1日の国軍によるクーデター以来、ミャンマー国内は大混乱しておりましたが、ここに来てかなり落ち着いてきました。
クーデターによってミャンマーの民主主義は破壊されてしまいましたが、中国のような言論統制社会になりつつも、平常を取り戻しつつあります。

◇ネット通信、交通手段回復
長らく遮断されていた携帯電話のネット接続もほぼ回復しました。中国と同様にVPN接続すれば、通信速度は遅いものの、携帯電話からインターネット接続ができるようになりました。
言論に気をつければ、かなり安全に市民生活が送れるようになり、バスやタクシーなどの交通手段も回復しております。

◇政府機関再開、銀行再開
CDM(市民服従運動)により麻痺していた政府機関、銀行なども、大部分が再開しました。

◇コロナ規制撤廃
併せて、ミャンマー国内のコロナ関連規制も大部分が撤廃されました。例えば大部分のレストランが店舗を再開しております。ヤンゴン市内も、名物の大渋滞が戻ってきました。

◇オンライン授業、オフィス出勤再開
大幅に状況が改善しましたので、ミャンマー・ユニティは5月10日よりオンライン授業を再開いたしました。
また従業員の安全確保のためにテレワークを行っていましたが、5月17日より従業員のオフィスへの出勤を再開いたします。
また、通信遮断により開催しにくくなっていたオンライン面接も、今後は正常開催に戻ります。

◇技能実習生の日本入国はいつ?
現在は日本側のコロナ規制により、技能実習生などの外国人は、どの国であっても基本的に日本に入国できません。
今後、日本側が外国人に対して扉を開け次第、他の国と同様にミャンマーからも技能実習生の入国が再開できる見込みです。
クーデター発生によるミャンマー国内の経済停滞により、技能実習生およびその家族の生活困窮は深刻度を増しております。
ぜひ、日本入国を待ちわびている技能実習生たちのためにも、もうしばらくお待ちいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。