ベトナム入国制限を再緩和 9月15日より日本へフライト再開、また14日間の隔離解除も

◆外務省は7月29日、ベトナムとタイからビジネス目的で来日する技能実習生や駐在員などの長期滞在者へのビザ発給手続きを開始しました。ベトナムとタイに対してビジネス目的の相互往来再開で合意していて、新型コロナウイルスの感染に伴う入国制限措置の緩和第1弾となります。同時にオーストラリア、ニュージーとも協議を行っています。

◆日本は他に12か国・地域との往来再開を目指す方針で話し合いを進めていましたが、マレーシア、カンボジア 、ラオス、ミャンマー、台湾との緩和も9月8日より緩和と行っていく方向性で交渉が決まり動き出しています。

◆「レジデンストラック」は両国間で駐在員などビジネス上必要な人材交流を目的として例外的に入国を許可する二カ国間の相互システムの一つで、駐在員などの長期滞在者を対象とする。相手国との協議によって実施内容は変わるものの出発前の検査や入国後の検査、14日間の隔離。健康モニタリングなどが求められます。レジデンストラックは長期滞在者用のスキームです。

◆ベトナムは、14日間の隔離を解除しました。今後ベトナムに入国する外国の専門家、投資家、管理者、外交官などが対象です。9/2(火)にベトナムの保健省によって発行されたガイドラインは、新しいコロナウイルスの蔓延を防ぐために、マスクを着用したり、握手を控えたりするなど、他のすべての要件を引き続き遵守することを求めています。また、Covid-19のPCR検査は行うがあります。

◆またベトナムのフライトは、9月15日にまず韓国と日本における国際航空路を再開する計画を立てました。国際民間航空機関は、2024年までに世界の航空業界がビジネスを2019年のレベルに回復するまでにかかると予測しています。ベトナムの航空会社は今年、40億米ドルを超える損失を被ると予測されています。

◆さらにベトナム政府は日本と韓国から自国民をベトナムに帰国させるチームを作ったとのことで発表しました。9月1日からベトナム航空を臨時運行させ、ベトナムに帰ることができないベトナム人を帰国させていく方向です。ベトナムでの2週間の隔離は自費で行っていただくとのことで、帰国もスタートしました。